楽天証券はネット証券の中でも特に人気が高く、口座開設数は1,100万を超えています。楽天経済圏との連携が最大の魅力とされていますが、実際に使っている人はどう感じているのでしょうか。良い口コミだけでなく、不満の声にも目を向けることで、本当に自分に合った証券会社かどうかが見えてきます。
楽天証券は「楽天ポイントで投資できる」「手数料が安い」「アプリが使いやすい」という3つの強みで支持を集めている証券会社です。特にポイント投資は他社にない大きな差別化要素で、楽天カードや楽天市場を普段から利用している方には非常に相性が良いサービスとなっています。
この記事では、楽天証券を実際に利用している方の口コミや評判をもとに、メリット・デメリットの両面から正直に解説していきます。口座開設を検討している方は、ぜひ最後まで読んで判断材料にしてください。

楽天証券の基本情報
まずは楽天証券の基本的なスペックを整理しておきましょう。口座開設を検討するうえで、最低限押さえておきたい情報をまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 楽天証券株式会社 |
| 口座開設数 | 1,100万口座以上 |
| 国内株手数料 | 無料(ゼロコース選択時) |
| 投資信託取扱本数 | 約2,600本 |
| NISA対応 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠の両方) |
| ポイント投資 | 楽天ポイントで株・投資信託の購入が可能 |
| クレカ積立 | 楽天カードで月10万円まで(ポイント還元あり) |
楽天証券は国内株の取引手数料がゼロコースで完全無料になっている点が大きな特徴です。かつては手数料体系が複数ありましたが、現在はゼロコースを選ぶだけで手数料を気にせず取引できるようになっています。
楽天証券の良い口コミ・評判
楽天証券を実際に利用している方から寄せられている良い口コミを、カテゴリ別に整理しました。特に多く見られる評価ポイントを中心にご紹介します。
ポイント投資の評判が圧倒的に良い
楽天証券の口コミで最も多いのが、ポイント投資に関する好意的な評価です。楽天市場での買い物や楽天カードの利用で貯まったポイントを、そのまま投資に回せる手軽さが支持されています。
「普段の買い物で貯まったポイントで投資信託を買えるのは嬉しい」「現金を使わずにポイントだけで資産形成を始められた」といった声が数多く見られます。投資初心者にとって、自分のお金を使わずにポイントで投資体験ができる点は大きな安心材料と言えるでしょう。
アプリ「iSPEED」の使いやすさ
楽天証券の取引アプリ「iSPEED」は、直感的な操作で株の売買ができると評判です。リアルタイムの株価チャートや四季報の情報もアプリ内で確認できるため、外出先でも十分な情報収集と取引が可能です。
「チャートが見やすくて初心者でも迷わない」「日経新聞の記事も読めるのが嬉しい」という口コミも多く、情報量の充実度では業界トップクラスの評価を得ています。
楽天経済圏との連携が強力
楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」を設定すると、楽天銀行の普通預金金利が優遇される特典があります。また、楽天カードでの投信積立でポイント還元も受けられるため、楽天サービスを日常的に使っている方ほどお得感が増します。
- マネーブリッジで楽天銀行の金利が優遇される
- 楽天カード積立でポイント還元(月10万円まで)
- SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象条件にもなる
- 楽天キャッシュでの積立も対象

楽天証券の悪い口コミ・評判
良い口コミだけでなく、ネガティブな意見にもしっかり目を向けましょう。デメリットを事前に把握しておくことで、口座開設後に後悔するリスクを減らせます。
ポイント還元率の改悪が続いている
楽天証券に対する不満で最も目立つのが、ポイント還元率の段階的な引き下げです。以前は楽天カードでの投信積立で1%還元でしたが、ファンドによっては還元率が下がっています。「改悪が多くて将来が不安」「いつまた条件が変わるかわからない」という声は少なくありません。
メンテナンスの頻度が気になる
「システムメンテナンスが多くて、取引したい時にできないことがある」という口コミも見受けられます。特に週末のメンテナンスが長引くケースがあり、投資信託の注文タイミングに影響することがあるようです。
単元未満株の取扱いが後発
楽天証券の「かぶミニ」サービスは、SBI証券のS株と比較すると対象銘柄数がやや少ないという指摘があります。1株から投資したい方にとっては、銘柄の選択肢の広さで他社に見劣りする場面もあります。
ポイント還元の条件は頻繁に変更されることがあります。口座開設前に、必ず楽天証券の公式サイトで最新の還元条件を確認してください。過去の情報を鵜呑みにすると損をする可能性があります。
楽天証券のメリット5選
口コミを踏まえたうえで、楽天証券の具体的なメリットを5つに整理しました。他社と比較したときの強みが明確になるはずです。
メリット1:楽天ポイントで気軽に投資できる
楽天ポイントを使って投資信託や国内株式を購入できる「ポイント投資」は、楽天証券の最大の差別化ポイントです。通常ポイントだけでなく、期間限定ポイント以外であれば利用可能です。現金を使わずに投資を始められるため、投資に対する心理的なハードルが大幅に下がります。
メリット2:国内株の手数料が完全無料
ゼロコースを選択すれば、国内株式の現物取引・信用取引ともに手数料が完全無料です。取引金額に関係なく無料ですから、少額投資から大口取引まで手数料を気にする必要がありません。
メリット3:投資信託のラインナップが豊富
約2,600本の投資信託を取り扱っており、eMAXIS Slimシリーズをはじめとする低コストインデックスファンドも充実しています。NISA口座でのつみたて投資枠に対応したファンドも幅広く揃っているため、自分に合った商品を見つけやすい環境です。
メリット4:日経テレコンが無料で使える
楽天証券の口座を持っているだけで、日経テレコン(楽天証券版)が無料で利用可能です。日経新聞の記事をスマホで読めるため、月額数千円の新聞代を節約できる副次的なメリットがあります。投資情報の収集という観点でも非常に重宝します。
メリット5:口座開設がスムーズ
オンラインで申し込みが完結し、最短で翌営業日には取引を開始できます。楽天会員であれば氏名や住所の入力が省略されるため、さらにスムーズに手続きが進みます。

楽天証券のデメリット3選
メリットだけでなく、デメリットもしっかり把握しておきましょう。事前に弱点を理解しておくことで、実際に使い始めてからのミスマッチを防げます。
デメリット1:ポイント制度の変更リスク
楽天グループ全体でポイント制度の見直しが行われることがあり、証券サービスもその影響を受けます。「ポイント還元があるから楽天証券を選んだのに、条件が変わった」という不満が出やすい構造です。ポイント還元はあくまでおまけとして考えておくのが無難です。
デメリット2:IPO取扱件数が少なめ
IPO(新規公開株)の取扱件数は、SBI証券と比較するとやや少ない傾向があります。IPO投資を積極的に行いたい方にとっては物足りなさを感じる可能性があります。ただし、楽天証券でも一定数のIPO取扱いはあるため、当選チャンスがないわけではありません。
デメリット3:外国株の取扱い国が限定的
米国株と中国株、ASEAN株の取引は可能ですが、欧州株などの取扱いはないため、世界中の個別株に投資したい方にはやや不向きです。ただし、投資信託を通じて世界中の市場にアクセスすることは可能ですので、多くの方にとっては大きな問題にはならないでしょう。
楽天証券が向いている人・向いていない人
口コミやメリット・デメリットを総合的に判断して、楽天証券が合う人・合わない人を整理しました。
楽天証券が向いている人
- 楽天カードや楽天市場を日常的に利用している人
- ポイントを活用して気軽に投資を始めたい人
- スマホアプリで手軽に株取引をしたい人
- NISA口座で投信積立を始めたい初心者
楽天証券が向いていない人
- IPO投資を重視する人
- 欧州やその他の地域の個別株に直接投資したい人
- ポイント制度の変更に敏感な人
楽天証券と他社の比較
楽天証券を検討する際、比較対象として挙がりやすい主要ネット証券と比べてみましょう。それぞれの強みと弱みを理解することで、より納得のいく選択ができるはずです。
| 比較項目 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 |
|---|---|---|---|
| 国内株手数料 | 無料 | 無料 | 55円〜 |
| ポイント投資 | 楽天ポイント | Vポイント等 | マネックスポイント |
| 投資信託本数 | 約2,600本 | 約2,600本 | 約1,700本 |
| IPO取扱件数 | やや少なめ | 多い | やや少なめ |
| 米国株銘柄数 | 約4,700 | 約5,600 | 約5,000 |
| アプリの評判 | 高評価 | 高評価 | 普通 |
手数料やサービス内容では大きな差がなくなってきているのが現状です。最終的には「どのポイント経済圏と相性が良いか」が選択の決め手になることが多いでしょう。楽天経済圏を活用しているなら楽天証券、三井住友カードやVポイントを使っているならSBI証券、という選び方がシンプルです。

まとめ:楽天証券は楽天ユーザーなら第一候補
楽天証券の口コミ・評判を総合的に見ると、楽天経済圏を活用している方にとっては最も相性の良い証券会社と言えます。ポイント投資、手数料無料、充実したアプリと情報ツールは、初心者から中級者まで幅広い層を満足させる内容です。
一方で、ポイント制度の変更リスクやIPOの取扱件数には注意が必要です。楽天経済圏を利用していない方や、IPO投資を重視する方は、SBI証券やマネックス証券も合わせて検討することをおすすめします。
証券口座は複数持つことも可能ですので、まずは楽天証券でNISA口座を開設し、必要に応じて他社のサブ口座を追加するという戦略も有効です。大切なのは、自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことです。

楽天証券の最新情報は楽天証券公式サイトで確認できます。証券会社の比較検討には日本証券業協会の情報が参考になります。投資初心者の方は金融庁のNISA特設サイトもあわせてご覧ください。


