松井証券は日本初のインターネット取引を導入した老舗のネット証券です。創業から100年以上の歴史を持ちながら、常に業界の先駆けとなるサービスを提供してきた実績があります。しかし、最近は楽天証券やSBI証券に押されている印象もあるのではないでしょうか。
松井証券は「手数料無料」「充実したサポート体制」「シンプルで分かりやすいサービス設計」の3点で根強い支持を集めている証券会社です。特に投資初心者やシニア層からの評価が高く、電話サポートの丁寧さには定評があります。
この記事では、松井証券の口コミや評判を幅広く調査し、メリット・デメリットを包み隠さず解説します。口座開設を迷っている方が判断しやすいよう、他社との比較も交えてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

松井証券の基本情報
松井証券の基本スペックを確認しましょう。歴史ある証券会社ですが、サービス内容はしっかりと時代に合わせてアップデートされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 松井証券株式会社 |
| 創業 | 大正7年(100年超の歴史) |
| 口座開設数 | 約150万口座 |
| 国内株手数料 | 無料(1日の約定代金合計50万円まで) |
| 投資信託取扱本数 | 約1,800本 |
| NISA対応 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠の両方) |
| サポート | 電話・チャット対応(HDI格付け三つ星獲得) |
松井証券の最大の特徴は、日本株・米国株ともにNISA口座での売買手数料が無料になっている点です。25歳以下の方は、NISA口座以外でも国内株の手数料が完全無料となる優遇制度も用意されています。
松井証券の良い口コミ・評判
松井証券の利用者が特に評価しているポイントを見ていきましょう。老舗ならではの安心感と、独自のサービスが好評です。
サポート体制の手厚さが際立つ
松井証券の口コミで最も多いのが、サポートの質の高さに対する評価です。電話サポートは専門のスタッフが丁寧に対応してくれると評判で、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)の格付けでは最高評価の三つ星を獲得しています。
「操作がわからない時に電話したら、画面を見ながら一緒に操作を教えてくれた」「投資の基本的な質問にも嫌な顔せず答えてくれた」という口コミが多く、特に投資初心者やパソコン操作に不安がある方から高い支持を得ています。
投信残高ポイントが業界最高水準
松井証券は、投資信託を保有しているだけでポイントが付与される「投信残高ポイント」の還元率が業界最高水準です。信託報酬の一部がポイントとして還元される仕組みで、同じファンドを保有するなら松井証券のほうがお得になるケースが多いです。
「投信の保有コストが実質的に下がるのは大きい」「長期保有するほどポイント差が広がる」という声があり、投信の長期保有を前提にしている方にとっては見逃せないメリットです。
25歳以下は手数料完全無料
25歳以下の方は、国内株式の現物取引手数料が約定金額に関係なく完全無料です。取引金額の上限もありませんので、若い世代の投資デビューを強力にサポートする制度と言えます。
- 25歳以下:国内株の手数料が完全無料(金額上限なし)
- 26歳以上:1日の約定代金50万円まで無料
- NISA口座:日本株・米国株ともに売買手数料無料
- 投信残高ポイントが業界最高水準

松井証券の悪い口コミ・評判
松井証券に対する不満や改善点も確認しておきましょう。良い面ばかりに目を向けていては、正しい判断はできません。
外国株の取扱いが米国株のみ
松井証券で取引できる外国株は米国株のみです。中国株や東南アジア株を取引したい場合は、SBI証券やマネックス証券など他の証券会社を利用する必要があります。米国株以外の海外市場に関心がある方にとっては、大きな制約となるでしょう。
クレカ積立に対応していない
楽天証券やSBI証券、マネックス証券がクレジットカードでの投信積立に対応している中、松井証券はクレカ積立サービスを提供していません。クレカ積立でポイント還元を受けたい方にとってはデメリットとなります。ただし、投信残高ポイントの還元率が高いため、保有期間が長くなるほどこの差は埋まる可能性があります。
取引ツールがやや古い印象
「取引ツールのデザインが古い」「他社と比べてUIが洗練されていない」という口コミが見られます。機能面では充分なレベルですが、見た目の印象や操作感で楽天証券のiSPEEDなどと比較されると見劣りする部分があるようです。
26歳以上の方は、1日の約定代金が50万円を超えると手数料が発生します。デイトレードや大口取引がメインの方は、手数料体系を事前にしっかり確認しておきましょう。
松井証券のメリット5選
口コミと実際のサービスをもとに、松井証券の具体的なメリットを5つにまとめました。
メリット1:業界最高水準のサポート品質
電話サポートの品質は第三者機関のHDI-Japanが認定する最高評価です。投資初心者でも安心して利用できる環境が整っており、「わからないことをすぐに聞ける」という安心感は大きなメリットです。チャットサポートも用意されているため、電話が苦手な方にも対応しています。
メリット2:投信残高ポイントで保有コスト削減
投資信託を保有しているだけでポイントが付与される仕組みは、長期投資家にとって非常に魅力的です。還元率は業界最高水準で、同じファンドを他社で保有するより実質コストが下がるケースが多くあります。松井証券のNISA口座については以下の記事で詳しくレビューしています。

メリット3:NISA口座の手数料が完全無料
NISA口座での日本株・米国株の売買手数料が無料です。NISAでの長期投資をメインに考えている方にとっては、手数料を気にせず投資に集中できる環境が整っています。NISAの証券会社選びのポイントは以下の記事でまとめています。



メリット4:シンプルで分かりやすい料金体系
松井証券の手数料体系はシンプルで分かりやすい構造です。「1日の約定代金合計」で手数料が決まるため、計算しやすく予想外のコストが発生しにくいのが特徴です。
メリット5:100年超の歴史と信頼性
創業から100年以上の歴史は、企業の信頼性を示す重要な指標です。長い歴史の中で培われた顧客対応のノウハウと、安定した経営基盤は安心材料となります。東証プライムに上場している点も信頼性の裏付けです。


松井証券のデメリット3選
メリットを理解したうえで、デメリットも正確に把握しておきましょう。
デメリット1:外国株が米国株限定
中国株やASEAN株など、米国以外の海外株式を取引できません。グローバルに分散投資をしたい方は、他社の口座が必要になります。投資信託を通じて間接的に海外市場にアクセスすることは可能ですが、個別株に直接投資したい場合は選択肢が限られます。
デメリット2:クレカ積立非対応
クレジットカードでの投信積立に対応していないため、積立時のポイント還元を受けられません。楽天証券やSBI証券では月10万円のクレカ積立でポイントが貯まりますので、この差は無視できないレベルです。
デメリット3:口座数が少なく知名度が劣る
約150万口座という数字は、楽天証券やSBI証券と比較すると大きく見劣りします。口座数の少なさはネット上の情報量にも影響し、使い方や設定に関するブログ記事や動画が少ない傾向があります。
松井証券が向いている人・向いていない人
松井証券が向いている人
- 手厚いサポートを求める投資初心者
- 25歳以下で手数料を抑えたい若い世代
- 投信の長期保有でポイント還元を最大化したい人
- NISA口座メインで投資する人
松井証券が向いていない人
- クレカ積立でポイントを貯めたい人
- 米国以外の外国株に投資したい人
- 最新のUIや多機能アプリを求める人
まとめ:松井証券はサポート重視の初心者に最適
松井証券の最大の強みは、業界トップクラスのサポート品質と投信残高ポイントの高還元率です。華やかさでは楽天証券やSBI証券に譲る部分がありますが、地味ながらも堅実なサービスを求める方にはぴったりの証券会社です。
特に投資を始めたばかりで「困った時にすぐ相談できる場所が欲しい」という方には、松井証券のサポート体制は大きな安心材料になるでしょう。クレカ積立には対応していませんが、投信残高ポイントの還元で長期的にはカバーできる可能性が高いです。
証券口座選びは投資スタイルとの相性が重要です。松井証券のサポートの質は口座を開設するだけで体感できますので、まずは無料で口座を作って使い心地を確かめてみることをおすすめします。


松井証券の最新情報は松井証券公式サイトで確認できます。証券会社のサポート評価についてはHDI-Japanの格付け情報が参考になります。初心者向けの投資学習には日本取引所グループの学習コンテンツ(www.jpx.co.jp・サイト終了)もおすすめです。


